中日は30日、赤田龍一郎捕手(29)金子丈投手(24) 岸本淳希投手(21)の3選手に戦力外通告を行った。

 赤田は地元名古屋出身で、愛知大から09年育成ドラフト2位で入団。4年目の13年に支配下選手登録された。打撃センスを評価されていたが、通算5試合出場に終わった。「覚悟していた。1軍で結果を残していないのに8年間も働かせもらって感謝です。今すぐ野球を断ち切れというのは難しいが、いろいろな人と相談して決めたい」と身の振り方は未定とした。

 金子は大商大から14年ドラフト9位で中日入り。1年目に10試合に投げたが、通算3年で11試合の登板にとどまった。「昨日まで来年のためにという気持ちで練習していた。まだプレーヤーとしてやりたい気持ちが強い」とトライアウト受験に備える。

 岸本は敦賀気比から13年育成ドラフト1位で入団。1年目に2軍の抑えを務めるなど高い期待を受けたが伸び悩んだ。4年目の今季から支配下登録されたが1軍デビューは果たせなかった。「1回くらいは1軍に上がりたかった。ケガとかで投げられなくなったわけじゃないので、まだバリバリやれる」とトライアウトに気持ちを切り替えた。