阪神金本知憲監督が兵庫県内のゴルフ場で番組収録に参加。矢野2軍監督、片岡ヘッド兼打撃コーチとラウンドし、意見交換した。金本監督の一問一答は以下の通り。

 -同組で回った矢野2軍監督とは野球の話も

 金本監督 キャンプのこととかいろいろね。根気よく鍛えて、根気よく教えていく。あいさつの仕方、練習や野球に取り組む姿勢。

 -矢野2軍監督は同じ実力なら、一生懸命やる選手を使う方針

 金本監督 人間だから、一生懸命やっているやつを使いたくなる。実際、今年は一番声を出していたのは隼太と俊介。2軍落ちしそうな時に、一番、元気をベンチで出しているから、と残したことがあった。

 -中堅の姿が若手に伝われば

 金本監督 若手の声が出ていない。とか声出しの監視役の平田さんも、「元気だせ」「ぼうっとするなよ」と声をかけてくれた。若手はおとなしめの選手が多い。

 -どのチームが声が出ているか

 金本監督 広島は一丸になっている雰囲気は見える。自軍の選手が打ったり、いいプレーをした時に盛り上がったり、拍手したり、ガッツポーズしたり。松井秀喜もそういう姿勢がよく見えた。そういうチームを作りたいと思っている。

 その他のコメント。

 「うちは足の速い選手が少ないから。今の広島を見ても、走れる選手は4、5人はいるでしょ? 強いチームは、足の速い選手を取って、打てるようにしている。いいところはパクリましょうと編成と話した」。今ドラフト3位で熊谷敬宥内野手(22=立教大)、4位で島田海吏外野手(21=上武大)と俊足の即戦力野手を指名した舞台裏を説明。

 来季の「代走枠」を今季の1から2にしたい考えを明かした。

 「2人はスペシャリストがほしいね」。

 俊足のスタメン選手も熱望。「エンドランのサインも出しやすい。バッターが空振りしても、セカンドでセーフになってくれる。すごく作戦が広がる」。