ケンカする気迫を見せろ。ヤクルト小川監督が2日、千葉・野田市で講演し、近年の選手は他球団の選手と仲良くなりすぎていると指摘。「昔は他球団の選手と口をきくなと言われた。今は乱闘外国人選手をのぞいたらほぼない。そういう影響がある。勝負において1歩踏み込まないと」と話し、死球を当てられたら乱闘を起こすくらいの闘志を出してほしいとした。

 求めるのは勝利への執念だ。他球団とのつながりがあることで技術の向上が進む面もあるとしながらも、勝負に徹しきれなくなると危ぶむ。厳しい内角攻めで今季6死球を浴びた山田を例に挙げ「山田なんかは、やられっぱなし。もっと闘志を出してもらいたい」と説明。投手をにらみつける気迫があれば、打席でやり返す原動力となる。

 来季へ「チームとして1つ線を引きたい」と“ガチンコ勝負”を予告。戦う集団に生まれ変わる。