若虎も若林忠志賞を争おう! 阪神揚塩球団社長が6日、兵庫・西宮市内で新人研修会に参加し、大山、小野らに社会貢献活動の重要性を説いた。「10年早い、1軍に上がってからでいい、と言われるかもしれないけど、それは違う。プロ野球選手は恵まれない環境におられる方々に夢や希望を共有してもらうことができる職業。たとえ1年生でもできる職業に就いているんです」と熱弁した。

 1型糖尿病の啓発活動を続ける岩田を例にあげ、米大リーグで社会福祉に貢献した選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞も紹介した。球団はOB若林忠志氏の精神を継承し、社会貢献活動やファンサービスに取り組む選手を表彰する「若林忠志賞」も制定しており、同社長は「選ぶのが困る、というようになってほしいですね」と期待。「(阪神の選手は)よくやってくれている。その上で1年目からやってほしい、ということです。長く続けていれば、人の道から外れるようなことはできなくなる」と訴えた。【佐井陽介】

 阪神才木(新人研修を終え)「あいさつは年数がたっても、慣れでおろそかにならないようにしたい。来年は20歳になるので、納会などでお酒を飲むこともあると思いますが失礼のないようにしたい」

 阪神大山(揚塩社長の言葉に)「(社会貢献は)すごく大事なこと。いろいろと考えていきたい。まずは野球で結果を残すことが大事だと思う」