中日高橋周平内野手(23)が12日、愛知・小牧市の米野小学校で、日本サッカー協会がプロ野球選手会の協力のもと実施するプロジェクト「夢先生」に初挑戦した。

 対象は5年生の1クラス。前半は体育館で一緒に体を動かし、後半は教室で先生役を担って、自らの半生で学んだことを生徒に説明した。高橋は「夢を持つこと」「自分で決めること」の2つを力説した。生徒と絶妙にコミュニケーションをとり、わずかな時間で約30人の名前をほとんど覚えて教室を盛り上げた。運営関係者からは「こんなに盛り上がったことはない。新しい伝説を作りましたよ」と絶賛された。

 高橋は「うまくしゃべれないんで、とにかく楽しく、固くならずと。言いたいことを分かってくれたらそれでいい。楽しそうにしてくれるのを見たら先生冥利(みょうり)に尽きます。来年もやりたい。もういいですって言われるかな」と笑顔で振り返った。