盗塁王と最高出塁率で初タイトルに輝いた広島の田中広輔内野手が18日、広島市のマツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、6200万円増の1億4000万円でサインした。不動のリードオフマンは4年目で大台を突破し「一つの目標だったので、素直にうれしい。1番打者としての仕事をしっかり評価してもらった」と頬を緩めた。

 遊撃手として、2年連続でフルイニング出場も果たし「こだわりはある。やれるところまで続けたい」と意欲十分。今季35だった盗塁数については「40はしたい。1年だけで終わるのは寂しいので、(タイトルを)続けて取れるようにしたい」と力を込めた。

 チームでは菊池、丸と自慢の上位打線を形成し、主力選手へと成長した。「チームのことにも目を向けて、しっかりと引っ張っていかなきゃという自覚が強い」と責任感をにじませた。(金額は推定)