履正社(大阪)の岡田龍生監督(56)と広瀬哲志コーチ(56)の就任30周年慰労会が28日、大阪市内のホテルで行われオリックスT-岡田外野手(29)、ヤクルト山田哲人内野手(25)らOBや関係者約360人が集まった。昨年30周年を迎えたが、大阪府選抜の台湾遠征が決まったため、今年に1年延期された。

 慰労会の途中には教え子のプロ野球選手と今年のドラフト指名選手の7人があいさつ。ロッテにドラフト1位で指名された安田尚憲内野手(18)は「甲子園で準優勝は出来たけど、まだ日本一は出来なかった。是非目指してほしいです」と話し、ヤクルト6位の奈良学園大・宮本丈内野手(22)は「下からはい上がる気持ちで、早く1軍の舞台に立って、あこがれの山田哲人さんと二遊間が組めるように目標に頑張ります」と抱負を語った。

 締めのあいさつをした岡田監督は「プロにも社会人にも大学にもこれだけ行ってくれて、まだまだ来年も行こうという生徒がいます。定年まであと4年、あと何年出来るか分かりませんが、とにかく精いっぱい頑張りたい」と感謝と感激でいっぱいの様子だった。