楽天今江年晶内野手(34)が8日、仙台市内の室内練習場で自主練習を行い、4日に70歳で亡くなった星野仙一球団副会長をしのんだ。「驚きでびっくり。ただただ驚いた。そのひと言。そんな(体調が悪い)感じには見えなかった」と、ぼうぜんとした。

 ロッテ在籍時の15年オフにFA権を行使した際は「闘将」のラブコールに心を打たれた。星野氏から「ただ打って、投げるだけではない部分に期待しているんだ。背中を若手に見せて、学ばせたい。チームリーダーになってほしい」と口説かれ、楽天移籍を決めた。

 今江 星野さんの言葉が大きかった。球界だけじゃなくて、世の中の人格者。その方の元で野球をやりたかった。野球選手としても、人間としてもいい勉強させてもらえると思った。

 楽天に移籍してからの2年間は、ともに100試合出場を割っている。在籍3年目となる今年は本来の力を発揮し、亡き恩師に日本一を届ける。