ヒットより、アウトでいい。西武秋山翔吾外野手(29)が13日、静岡・下田で自主トレを公開した。2年連続首位打者への意気込みを問われると「たとえば、右打ちの場面。チームの指針がある。僕を見ている選手がいる。ヒットがベストかは分からない。アウトになってもいい。年齢的に、そういう立場。それが出来ないと首位打者にもなれない」と、チームプレー最優先を強調した。

 4月で30歳。「節目の年。ただ、がむしゃらでよかった若い頃とは違う。姿勢を見せたい」と自覚する。水口、金子一ら後輩を率い、砂浜トレや坂道ダッシュでも引っ張った。個人目標は、4年連続フルイニング出場して過去最高の成績を出すこと。チームの目標は、もちろん優勝だ。「1つになることが必要。個々のレベルアップは当たり前です」。だから、己の体をいじめ抜く。【古川真弥】