4日に死去した元楽天監督の星野仙一氏(享年70)の母校で東京6大学リーグの明大が14日、東京・千代田区内内のキャンパスでOB総会、懇親会を行いDeNAの高田繁GM(72)佐野恵太内野手(23)、オリックスのドラフト3位の福田周平内野手(25=NTT東日本)ら約250人が出席した。

 総会では星野氏をはじめ、昨年亡くなったOBをしのび黙とうをささげた。星野氏と同郷のOB会駿台倶楽部・土井淳会長(84)は「亡くなったことは非常に残念です。仙ちゃんは、とにかく勝負に強く、負けん気の強いすごい選手だった。一対一の格闘に勝ってきた人。そういう先輩がいて、明治の伝統を引きつぎ野球人生で活躍してきた人たちがいる。今年は善波監督、選手たちには是非頑張ってほしい」と、闘将の魂を継承することを願った。

 駆け付けたオリックス福田は「昔ながらの明治魂を持っていらっしゃった方。自分も明治魂を常に持ちながらやっていきたい」と言った。星野氏と同郷のDeNA佐野は倉敷にある「星野仙一記念館」に足を運んだことがあるといい「驚いています。明治の野球の精神をこれからも持ち続けてプレーしていきたい」と話した。

 昨夏の都市対抗で橋戸賞(最優秀選手賞)を受賞し優勝の立役者となった福田と、昨夏のユニバーシアード競技大会で2大会連続の金メダルを獲得した大学日本代表・善波達也監督や主将を務めた竹村春樹内野手らに駿台倶楽部賞が贈られた。