広島の新外国人レオネル・カンポス投手(30=ブルージェイズ)が26日、マツダスタジアムで入団会見に臨んだ。

 ベネズエラ出身の右腕はメジャー通算38試合すべてに救援登板し、1勝0敗、防御率4・74。昨季はブルージェイズに所属した。セ・リーグ2連覇中のチームの一員となり「この機会をいただいて光栄に思う。日本の野球は競争力があってタフなリーグと聞いた。とても楽しみ」と笑顔で語った。広島のことはインターネットなどで下調べしており「マツダスタジアムは楽しそうな場所。たくさんのファンが押し寄せている印象を受けた」と登板を心待ちにした。

 現在の球速は150キロ前後だが、かつては99マイル(約159・3キロ)の計測したという速球派。自分の強みを「どのカウントからでもしっかりした球を投げられる。打者が右でも左でも同じ」とアピールした。オフは母国ベネズエラのウインターリーグに参加していた。「チームのガイドラインに従って、監督がボールを渡してくれた場面で投げる。チームメートと一丸となり、優勝に向かって頑張っていきたい」と任された役割で3連覇に貢献することを誓った。