日本ハムのドラフト3位・田中瑛斗投手(18=柳ケ浦)が、プロ仕様の増量計画を掲げた。3日、2軍キャンプ地の沖縄・国頭でブルペン入り。捕手を座らせて直球のみ25球を投じ、首脳陣にアピールした。1月の新人合同自主トレ中は捕手を立たせて2度、ブルペンを経験したのみで、本格的な投球練習は約1カ月ぶり。「そんなに緊張せずに、ピシッと投げられた」と、堂々の初ブルペンを踏んだ。

 力投後、木田GM補佐から力の入り過ぎを指摘されると、「キャッチングの音が良くて、自分をコントロール出来なくて…」と苦笑い。新人ながら“初舞台”を楽しむ度胸の良さを見せた。「ピッチングが始まったので、しっかり思っているところに投げられるようにしていきたい」と、今後は精度を上げることを課題とした。

 切れ長な目が特長の端正な顔立ちで、身長184センチで体重70キロと細身。「食事が足りないんだと思います。体づくりもやっていかないといけない」と自らに命じる。朝夕食は白飯のどんぶり1杯2、300グラムを2、3回に分けて計600グラム摂取。「プロ野球選手として大きくしたい」と「食トレ」に励んでいる。シーズン終了までに8キロ増を目指し、スリムルーキーが突き進む。【田中彩友美】