オリックスがまたも「0-1負け」を食らった。3連覇した過去3年は各1度しかなかったが、今季早くも3度目だ。完封負け自体は今季5度目。4安打に7四死球をもらいながら、北山ら日本ハム投手陣を攻略できなかった。中嶋監督は「攻めきれなかったのもあるし、やるべきことができていない。野球は流れがあるから、そういうことをしていたら向こうに行く」と散見されたミスを嘆いた。

5回は無死一塁で渡部が送りバントに失敗して併殺。7回には先頭四球で出たゴンザレスが、次の紅林の二直で一塁に戻れず、ここも併殺で先制チャンスがしぼんだ。好投した先発の曽谷を援護できなかった。

開業2年目のエスコンフィールド通算6カード目で初の負け越し。昨季26勝12敗と大幅に勝ち越した1点差試合で、今季は6勝5敗と強さを出せていない。前日の逆転勝ちで得た貯金をまた吐き出し、勝率は再び5割に戻った。

▽オリックス宇田川(今季2度目の登板は回またぎで2イニング目に失点。2年ぶり黒星)「2死二塁まで行ったけど、初球に甘いところに投げてしまった」

▽オリックス井口(古巣日本ハム3連戦で2試合無失点)「自分の仕事をやるだけなんで。(日本ハムファンからの声援は)聞こえたような気がします」

▽オリックス頓宮(9回に左前腕部に死球を受けて交代)「痛みはあります。でも大丈夫だと思います。打撲だと思います」