「ラオウ」の愛称で知られるオリックス杉本裕太郎外野手(26)が「チーム1号」を放った。

 紅白戦に白組の4番右翼で出場。4回1死の場面で左腕斎藤から左越えアーチを放った。8日にもシート打撃で斎藤に1発を見舞った大砲候補は「前の打席で三振したのでタイミングを早く取った。この前は変化球で、今回は真っすぐ」と手応え十分だ。

 キャンプでは藤井打撃コーチらとタイミングの取り方を徹底的に取り組んでいる。「まだクイックとかは差し込まれてしまうけど、いい感じで出来ている。足を早めに上げてゆったりとした感じです」と、手応えを感じている。

 昨年12月には神戸で練習するイチローに2日間弟子入り。「動画とかも撮らせてもらった。タイプは違うけど、ゆったりとしたタイミングの取り方なので。見て盗もうと思っている」と、大いに刺激を受けた。【オリックス担当 桝井聡】