ヤクルトのドラフト2位大下佑馬投手(25=三菱重工広島)が12日、春季キャンプ(浦添)で初めて打撃投手を務めた。

 広岡と藤井を相手に合計38球を投じた。最速は137キロで、97キロだったカーブとの緩急差は40キロと、新人で最も実戦向きという評判の片りんをのぞかせた。

 だが、納得がいかなかったのか、登板後にはブルペンに向かい、100球の“おかわり”投球練習を実施した。大下は「まだまだです。ボールが高かったりした。初めて打者に投げたので、これからです。とにかく左右、低めを意識して、続けていきたい」と表情を引き締めた。【ヤクルト担当 浜本卓也】