遊撃のレギュラーを狙う阪神糸原が14日、鳥谷との二遊間結成に意欲を見せた。「まだ練習の段階ですが、コミュニケーションを取ったりアドバイスをもらえたらなと思います」。キャンプのノックなどで懸命に呼吸を合わせる日々。守備の極意も遊撃の先輩から貪欲に吸収する意気込みだ。

 大山が三塁、鳥谷は二塁へコンバートされ、一塁のロサリオと合わせてすでに3つの椅子が埋まった形だ。ただ遊撃は西岡や、北條、植田らとのレースが決着していない。金本監督が「コサリオ」と命名するなど、小柄ながらパンチ力のある打撃を売りに紅白戦など実戦も絶好調。「小技だったり、(相手の)嫌がることもやっていきたい」。“コサリオ”が出て、ロサリオがかえす役割を目指す。