阪神が沖縄・宜野座キャンプ第5クール初日の20日、超異例の「直球しばり1カ所打撃」を行った。ストレート打ちに課題が残る若手野手を成長させるために開催。高山、中谷、島田、植田の4人にガチンコ勝負の場が用意された。
練習後、金本知憲監督はメニューの結果を「あれはね、打者が情けない」と苦笑い。
「高山と中谷は特に真っすぐを捉えきれないから。(配球で)真っすぐと読んだ時に、きっちりそれを打てるかどうかよ。それはトラックマンのデータでも出ている。広島の打者は一番真っすぐに強い」。
「投手もカウント3-1もしくは2ボール0ストライクで、絶対に真っすぐのサインが出てストライクを取りにいくところ、打者も打ちにくると分かっているところで真っすぐを投げろ、ということで」。
ドラフト4位の島田が小野、才木相手に25球中16スイングでヒット性5本。
「内が強いよね。バットの出し方も不思議なタイプ。インサイドだったらパッと出る。ちょっとおもしろいよね。ああいうタイプは初めて見た」。
サブグラウンドで行われた投手陣のノック練習を飛び入り視察。藤浪ら投手陣に対して計366球。
「楽勝やん。オレの足がフラフラになったわ」。