リーグ2連覇中の広島が27日、春季キャンプを打ち上げた。宮崎・日南から沖縄に場所を移しての1カ月間。最後は会沢翼選手会長(29)が「大変素晴らしいキャンプを送ることができた。緒方監督のもと、全員が同じ方向を向いて、団結力を持って頑張っていきましょう」とあいさつして一本締め。3連覇と日本一への思いをあらためて強くした。

 緒方孝市監督(49)は「チーム全体から見たら、しっかり1日1日の練習ができた。選手は頑張ってくれたし、支えるコーチとスタッフもハードだったと思う。若い人にとってこの期間は第1段階だったが、いいものを数多く見せてくれた。うれしく思う」と若手のアピールを喜んだ。実戦が増える3月に向け「勝敗じゃなく、チームとしての戦い方を意識してやっていく」との方針を話した。