「ホンダ対決」となった決勝はホンダが4-3で逆転勝ちし、5年ぶり2度目の優勝をつかんだ。

 決勝のホンダ熊本戦は1点を追う8回、代打に起用された山本兼三外野手(23=上武大)が左翼に2ランを放って逆転し、そのまま逃げ切った。ひと振りで勝負を決めた同選手が今大会のMVPに輝いた。

 昨年はトヨタ自動車に決勝で敗れて準優勝。あれから1年、雪辱を果たす優勝となった。岡野勝俊監督は「何か持っている、と思って起用したが、まさかあすこで(本塁打が)出るとは」と驚き顔で振り返った。

 首位打者賞はホンダの松田進内野手(23=中大)が、打率5割2分9厘(17打数9安打)で初受賞した。