ソフトバンクのデニス・サファテ投手(37)が18日、右股関節痛のため出場選手登録を抹消された。米国で診察を受けるため、近日中に帰国する。手術となれば長期離脱は必至。絶対守護神が不在という窮地に陥った。

 楽天戦の試合前、異例の緊急会見がベンチ裏で行われた。サファテは「現状では投げていくことは難しい」と沈痛な表情で明かした。7日楽天戦(楽天生命パーク)登板後、右股関節に強い張りが出たという。

 10日に福岡市内の病院で精密検査を受けたが「炎症は出ていたが確実にこれだという診断をもらえなかった。A・ロッドらメジャーリーグの選手を診ている医師に直接診てもらう」と、米国でのセカンドオピニオンを希望。球団も了承した。サファテはここまで通算234セーブを記録。名球会入りの資格まで、あと16セーブに迫っている。

 また中村晃外野手(28)も右大腿(だいたい)二頭筋軽度筋損傷と診断され、全治2~3週間の見込みとなった。