中日森繁和監督(63)は7回2失点(自責1)で2敗目を喫した松坂の粘りを評価した。

 「予定より10球ほど多かったけど、ああいう展開でもゲームを作るあたり、経験がものを言った。自分のミスから失点して悔いは残ると思うけど、そこは次に生かさないと。あそこまでゲームを引っ張ったのに負けを付けてしまったのがチームとして残念」と振り返った。

 6回まで101球。7回からはベンチの判断を優先すると伝えていたそうだが、ピンチを招いても松坂の意思と状態をかんがみて、イニングを投げ切らせた。「よくしのいでくれた。追加点を取られていたら代えていた」と明かした。

 1度出場選手登録を外すことを明言。次回については「順調に来ているけど(123球投げた)今日が今日だけにね。明日、あさっての様子を見て、10日後(の先発)も考えている。壊すようなことはしたくないので、いい方に持っていきたい」と体調を最優先させつつ、登板間隔を縮めていく考えも明らかにした。