阪神鳥谷敬内野手(36)が、好機を広げる右前打を放った。3点を追った9回1死一塁で、代打で登場。フルカウントから内角に来た7球目を右前に運び、一、二塁とした。

 前日29日のソフトバンク戦で、入団1年目から15年がかりで続けた歴代2位の連続試合出場が1939でストップ。その翌日の快打だった。続く打者が抑えられ、逆転はならなかったが、鳥谷の新たな歴史の証人となったタイガースファンはわきにわいた。

 鳥谷も「(声援が)すごかったですね。(伊藤)隼太が出てくれたので、なんとかつなごうと思っていました。再スタートというあれはないけど、持ち場で頑張ります」と語り、チームの勝利を目指して戦う気持ちを安打で示した。