巨人菅野智之投手(28)が、今季最短となる5回10安打5失点で「山賊打線」にノックアウトされた。

 初回、先頭秋山に2ボールから外角高めの149キロを左中間スタンドへ運ばれた。先頭打者被弾は4年ぶり2度目。首を横に振り、頬をふくらませ悔しさをにじませた。

 3回には2死一、三塁から浅村、山川に連続適時打を許した。4回は2死一、二塁から秋山に右翼線適時二塁打。序盤から試合を作れなかった。

 5回には2死から栗山に右翼線適時二塁打、外崎を歩かせ一、二塁。炭谷に中前適時打を打たれ、3イニング連続失点。その裏に代打中井を送られた。菊池とのエース対決は91球で幕を閉じた。「単純に悔しい。先頭にホームランを打たれてしまい、チームも試合に入りづらい展開になってしまった。結果論ですが、(秋山へ)違う攻め方もあったと思う。どんな相手であっても僕は抑えないといけない立場。負けてしまったのは僕の責任」と敗戦を背負った。