3年連続33度目出場の東北福祉大(仙台6大学)が広島大(広島6大学)を8-3で破り、2年ぶりに初戦を突破した。

 2回に先制すると、続く3回無死満塁では5番清水聖也外野手(3年=智弁学園)が走者一掃の3点三塁打。「何とか食らいついて、ヒットゾーンに落とそうと思った」と外角スライダーに合わせ、リードを4点に広げた。中盤にも加点し、5投手のリレーで逃げ切った。

 大塚光二監督(50)は「相手投手がいいと聞いていたので、4、5点は取れないと思っていた。意外な展開」と15安打8得点に驚きながらも、「失投を一発で仕留める練習を集中してやってきて、選手がよくやってくれました」と振り返った。

 13日の2回戦では、昨年4強の東海大北海道(札幌学生)と対戦予定だったが、同大が未成年部員の飲酒により出場を辞退。東北福祉大が不戦勝となり、2年ぶりの8強も決まった。