阪神藤川球児投手が2年ぶりセーブを記録した。

 1点リードの9回にマウンドにあがり、1イニングを無失点に抑えた。

 先頭アマダー、茂木と2者で三振を奪うも、銀次に中前打、聖沢に四球と一、二塁にピンチが拡大。だが、最後は田中を捕邪飛に退け、捕手原口がキャッチをアピールするとホットした笑みを浮かべた。

 藤川は「まだ6月。(シーズン)後半になったら、もっとしんどい部分が出てくるので、しっかりやっていきます」と落ち着いた表情だった。守護神のドリスが高熱のため出場選手登録を抹消されており、背番号22が、かつての場所に戻ってきた。

 藤川がセーブをマークするのは16年8月10日広島戦(マツダスタジアム)以来。香田投手コーチも「最後までよく粘ってくれました。粘り勝ちですね、今日は」とたたえた。

 高橋聡、マテオ、ドリスら救援陣のコンディション不良が続く中、藤川が存在感を示している。