前日24日の試合で3打数無安打、2失策と散々だった「9番右翼」平沢大河内野手が、7月20日オリックス戦以来となる今季2度目の猛打賞で借りを返した。

4回1死二、三塁の第2打席で、ローチの139キロカットボールを右翼線へ2点適時二塁打。

6回の第3打席では左腕大山の141キロ直球を左前へ。

そして同点で迎えた9回の第4打席。先頭打者として打席に立つと、オリックス守護神・増井の148キロ直球を中前へはじき返して出塁。岡の犠打で二進し、井上の左前打でサヨナラのホームを踏んだ。

この日は守っても5回の若月の右中間への飛球をフェンス際で好捕する活躍ぶり。井口監督も「そういう意地を見せてくれて、これからもどんどん成長すると思う。明日も期待したい」。1日で立ち直り、素晴らしい活躍を見せた平沢の精神力をたたえた。

平沢は試合後のお立ち台で「昨日は眠れたか?」と聞かれると「ぐっすりです」とにっこり。この日からファンによって披露された平沢のオリジナル応援歌について「格好良いですね。もっと歌ってもらえるようにがんばりたい」とうれしそうに話した。