日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が「2割増し」の全力プレーを誓った。日本ハムは今日14日からオリックス4連戦に臨む。北海道で震度7を観測した地震後、初めての札幌ドームでの試合。本拠地では、地震前と比べて約25%削減するなど、経産省から要請されている2割以上の節電を目指す。13日、空路札幌に移動した清宮は「やることは変わらない。僕たちのプレーは2割増しで」と、はっきりと言い切った。

札幌ドームでは11年の東日本大震災後の開催とほぼ同じ節電に取り組む。空調機の一部は停止され、コンコースなどの照明は減灯。自家発電機も利用する。清宮は「それくらいしないとダメですよね。しっかりやりたい」と普段とは違う環境にも対応するつもりだ。

調子も上向き。9日楽天戦後、11日から千葉・鎌ケ谷の2軍施設で調整し「しっかり練習できたかなと思います」と準備万全だ。「北海道で地震があってから初めてってことで、特別な試合にしなきゃいけないというか、いろんな思いを背負って僕たちは戦わなきゃいけないと思う。いい試合が見せられたらなと思います」。大物新人が北海道に勇気と元気を届ける。【山崎純一】