ドラフト1位候補の東洋大・梅津晃大投手(4年=仙台育英)のリーグ戦初勝利はまたもお預けとなった。

国内外8球団のスカウトが集まる中、今季最長の7回を投げた。5回以降はクイックで投げるなど工夫して修正したが、序盤は先頭打者を出すなど、なかなかリズムに乗れなかった。7回5安打7三振1失点でマウンドを譲った梅津は「(勝利は)やっぱり遠いな…と。前回と同じで最初に良い球が投げられないとテンポ良く投げられない。結果どうこうより内容が悪すぎる。1-0で勝てるような投球をしないといけない」と引き締めた。

中日中田スカウトディレクターは「今日はバランスが合ってないようなところがあったが、柔らかさがあるし、3人(上茶谷、甲斐野)の中では、1番将来どうなっていくのかという楽しみがある投手。もしかしたら、大谷のようになれるのではないかという魅力がある」と評価した。