ヤクルトの継投策が決まらなかった。4-3の7回、先発カラシティーから梅野にスイッチしたが、梅野が1死からの四球で乱れて1失点で追いつかれると、8回はセットアッパーの近藤が3失点で勝ち越された。

打線も初回に山田哲と大引の2点適時二塁打で4点を先制したが、2回以降は無得点に終わった。

小川淳司監督は「結果的に追加点をあげられなくて、展開的に完全に広島のペースになってしまった。カラシティーは良く投げたと思う。失点はすべて四球絡み。終盤の流れからして、負けるべくして負けた」と厳しい表情で振り返った。

今季の広島戦は6勝19敗、マツダスタジアムでは2勝9敗と大きく負け越した。クライマックスシリーズ進出となれば再戦の可能性もある。小川監督は「対戦成績に広島の強さが表れていると思う」と悔しさをにじませた。