3年目左腕のヤクルト高橋奎二投手(21)がプロ初勝利を挙げた。3度目の先発で、5回を投げ3安打8奪三振1失点の好投を見せた

2本塁打を放った打のヒーロー、バレンティンと並んだ試合後のお立ち台では、ハキハキと「うれしいです!」の第一声。「1人ずつ1人ずつ、ということを意識して投げました。(ヤクルトの)打線はすごいので何とか1点でも少なく(抑えようと)投げた結果です」と振り返った。

1回にいきなり無死一、三塁のピンチを迎えたが、ソト、筒香、ロペスの強力クリーンアップを3者連続三振に仕留め、無失点で切り抜けた。4番筒香からは3打席連続三振を奪った。チームの2位を確定させる大きな仕事をやってのけた。

龍谷大平安(京都)では2年春のセンバツで優勝。俳優竹野内豊似のルックスと笑顔が人気の21歳若武者は「これからもっと勝てるピッチャーになりたいと思います」と声を張り上げ、神宮のファンから喝采を浴びた。