阪神に1位指名された大阪ガス・近本光司外野手(23)の、ドラフト後初実戦は無安打に終わった。27日は兵庫県西宮市の大阪ガス今津総合グラウンドで行われたJR東日本東北との練習試合に「5番中堅」で出場。4打数無安打1四球と、“虎初ヒット”とはいかなかった。

ただし、一ゴロに終わった最終第5打席には自慢の快足を披露した。3点リードの9回2死一塁。一、二塁間への痛烈なゴロは一塁手の好プレーに阻まれた。しかし、プロでも4秒を切れば速いといわれる一塁到達タイムは、「3・75秒」を記録。驚異の足を見せつけた。

試合後は、11月1日から京セラドーム大阪で行われる社会人野球日本選手権大会に専念したいとのことで、取材対応はなかった。プロ入り前最後の大会で栄冠を勝ち取るため、集中モードに突入した。