34年ぶり4度目の日本一を目指す広島が、2連覇のかかるソフトバンクに先勝した。また先勝したチーム(△○を含む)は過去68度のうち43度日本一になっており、V確率は63%となっている。

広島が先手を取った。1回2死三塁、4番鈴木が遊撃への適時内野安打で先制した。広島は第1戦に続き2試合連続で初回に先制した。

広島は3回に失策が絡んで無死二、三塁の好機で丸の左犠飛、さらに2死二塁で松山が左翼へ2試合連続となる適時打で2点を加えた。

ソフトバンクは4回に今宮がチーム初安打を放つなど無死一、三塁の好機も3番グラシアルが遊直、4番柳田が空振り三振、最後は5番デスパイネが遊ゴロに倒れ無得点に終わった。

広島は5回1死二、三塁で鈴木が2点適時打を放ちこの日3打点。計6戦2打点だった16年日本シリーズを早くも上回った。ソフトバンク先発のバンデンハークは5回5失点(自責3)。ソフトバンクは7回に柳田とデスパイネの連打などで1死一、三塁で松田が適時打を放ち、1点を返した。

広島は8回からフランスア、守護神の中崎と継投し逃げ切った。

日本シリーズは全試合がナイター開催。どちらか4勝した時点で終了する。29日の移動日を挟み30日から第3戦がヤフオクドームで行われ、第6戦があれば再びマツダスタジアムに戻る。

また第7戦までは延長12回で打ち切り。第8戦以降は延長回の制限なし。引き分けがあり、第7戦で優勝が決定しない場合は、第7戦を行った球場で翌日に第8戦を行う。第9戦が必要な場合は1日移動日を設け、もう一方の球場で行う。