ヤクルトを退団した由規が、痛めていた右肩の回復ぶりを示した。2軍施設の戸田球場で6日、同じく退団した鵜久森と約30メートルのキャッチボールを行った。約2カ月間ノースローだったが今月からスローイング練習を再開。屋外でのキャッチボールは2度目で「そこまで強度を上げていないけど順調です」とほおを緩めた。

13日の12球団合同トライアウト(タマホームスタジアム筑後)は不参加を決めたが、治療と並行して筋力トレーニングとフォームチェックを重ねながら、今月中に傾斜を使っての投球実施を目指す。「同じことを繰り返したくない。指の感覚を取り戻して投げる距離を伸ばして、筋肉も鍛えて、フォームもどこが悪いかを明確にして固めていきたい」と復活への明確なビジョンを口にした。由規には、地元・仙台を本拠地とする楽天が獲得に向けた調査を続けている。