巨人から育成ドラフト3位で指名された旭川大高・沼田翔平投手(18)が13日、旭川市内のホテルで仮契約を結んだ。背番号は016に決まった。YGマークの帽子をかぶり「背番号を2桁にして、3年目で1軍の試合で投げられたら」と意気込み、まずは支配下登録を狙う。

早くも伝統球団への意識が芽生えている。伸びのある最速146キロの直球が武器だが「150キロとかは結果的に通過点。球速は置いておいて勝つ投手になりたい」ときっぱり。4日は都内で、ドラフト1位の八戸学院大・高橋優貴投手(21)らとメディカルチェックを受けた。「テレビで見たことある顔ばっかり。すごいところに自分は来たんだなと思った」。同期と対面することで刺激になった。さらに球団からさまざまな説明を受けることで「改めて結果を求められる世界」と実感。目指すべき姿が明確になったという。

23日に東京ドームで行われるファンフェスタで入団発表が行われる。今夏の甲子園にも出場した俳優福士蒼汰似のイケメンは注目を浴びそうだ。「北海道の旭川出身、ということは覚えてもらえるようにアピールしたい」。プロへの階段を少しずつ上がっていく。【西塚祐司】