阪神秋季キャンプで野手の練習メニューに「強化ランニング(コロンビア)」と見慣れない文字が並んだ。

ポール間を走りながらフライを捕球するアメリカンノックの内野ゴロバージョン。三塁後方から一塁側へ走り、二塁手前と一塁手前でゴロを捕球し、それを往復で行う。コーチ陣が「アメリカより小さいからコロンビア」という理由で名付けたものだという。

苦戦したのが島田だ。ノーミスなら6本で終了となるが、グラブの手前で打球がイレギュラーバウンドする不運も重なり、最後はヘトヘトの11本目でフィニッシュ。10月のU23ワールドカップ・コロンビア大会では最多得点賞を取るなど活躍したが、こちらの「コロンビア」では輝けず。「運が悪かったです」と苦笑いも、「足を使って捕る、最後まで目つけをするという基本を見直すいい練習でした」と充実の表情だった。【吉見元太】