阪神が16日、オリックスから国内FA宣言した西勇輝投手(28)と大阪市内で極秘の初交渉を行ったことが分かった。交渉役の谷本球団副社長は午後1時半頃、電鉄本社で定例報告に出席。その後、午後7時前に伊丹空港へ姿を見せた合間を縫って、“恋人”に思いをぶつけた。

阪神電鉄会長の藤原崇起次期オーナー(66=球団オーナー代行)もFA西争奪戦をじっくり見守る方針だ。この日は大阪市内の電鉄本社で行われた定例報告に出席。外国人補強なども議題に出た模様だ。午後5時ごろに対応し「谷本は『もうちょっと、そっとしておいてください』と言っていました」と話した。まずはFA戦線の成否を見届ける考えだ。初交渉については「何も聞いていません」と話すにとどめた。