オリの坂本になる! オリックスからドラフト1位指名された天理・太田椋内野手(17)が27日、大阪市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金8500万円、年俸800万円。背番号は31番に決まった。(金額は推定)

太田は「ショートにこだわりたい。3番を打ってショートを守れる選手になりたい」と目を輝かせ、理想の選手として挙げたのは巨人坂本勇。高卒2年目からレギュラーに定着した強打の遊撃手を目指す。

夢はでっかい。狙うは坂本も成し遂げていない前人未到の偉業だ。3番ショートのイメージは? そう問われると「3割打って、ホームランも20、30本、100打点ですかね?」と笑った。今季、巨人岡本が史上最年少で達成した「3割30本100打点」だが、遊撃手では過去に例がない。達成すれば、史上最強のショートだ。

ウエートトレーニングと「夜は米1キロ」という食事で、今夏から体重は5キロ増の79キロ。太田は「1月から新人合同自主トレもあるので、そこに向けてしっかりとやっていきたい」とプロ仕様の体を作る日々だ。甲子園を沸かせた根尾、小園に比べて注目度は劣るが、遊撃手としての才能は非凡。長村球団本部長も「攻守にバランスの取れた好選手。(将来的に)レギュラーの一角としてやってくれる素材」と期待した。【桝井聡】