プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「第47回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が29日、都内で行われた。広島から選出された二塁手部門の菊池涼介内野手(28)、遊撃手部門の田中広輔内野手(29)、外野手部門の丸佳浩外野手(29)の3選手が出席した。

菊池は6年連続6度目の受賞。今季も絶妙なポジショニングと強肩、素早い身のこなしで多くの好守を生んだ。「広島のタナキクマルでとれたのが非常にうれしい。打撃でチームに迷惑をかけていた。守備で何とかしたいと思っていた。ここに戻って来られてうれしい」と話した。

田中は初受賞。今季の失策数は7と、昨季の16から大幅に減らした。「この世界に入って一番とりたかった賞。素直にうれしい。二遊間でとりたいとずっと思っていた。1年間、安定して守れたんじゃないかと思う」と喜んだ。

丸も菊池と同じく6年連続6度目の受賞となった。「ずっとセンターをやらせてもらって、センターラインは守備の中で重要なポジションだと思っている。そういう意味では連続で取り続けられるのはうれしい」と話した。