ロッテ林信平球団本部長(57)は30日、広島からFA宣言し、獲得を目指していた丸佳浩外野手(29)から断りの連絡があったことを明かした。

この日の午前9時半ころ、丸の代理人から交渉窓口の松本編成部長に電話があった。また丸本人から井口資仁監督(43)にも、直接連絡が来たという。

林球団本部長は「残念ですが、断りの連絡をいただきました。他球団に行くことに決めましたという趣旨だった。全力を尽くしたのでしようがない。彼には野球界の宝として今後も活躍してくれれば。ご本人も熟考したことだと思いますし、決めた以上はその選択が良かったものとして応援したい。ただ試合をする時はしっかり戦わないといけないですけどね」と話した。

丸とは22日に都内で交渉を行い、林球団本部長のほか井口監督、山室晋也球団社長ら球団幹部がそろって同席。6年総額25億円規模の契約と、井口監督が付けている背番号「6」を提示した。戦力として、若手選手を引っ張る精神的支柱として、そして地元・千葉の出身選手としていかに丸を必要としているか、熱意を伝えて返答を待っていた。(金額は推定)