西武がリーグ優勝を決めた。マジック2で迎えたロッテとの第1戦で、なたでここ(21)が浅村の先頭打者弾を含む4本塁打でスンスケ(25)を下し、初代王者に輝いた。第3戦でBOW川(24)がマツ(30)に敗れ、開幕からの連勝は11で止まったが、本家ばりの「山賊打線」が機能した。最終第5節は8、9日に行われる。

投打に圧倒的な力を見せた西武が、最終節を待たずに頂点に立った。チーム打率は12球団で唯一大台の3割1分1厘、防御率は2位日本ハムの5・05に大差をつける2・88で、断然のリーグ1位だ。

前節まで防御率1位のスンスケから9得点のなたでここは「絶対に自分で(優勝を)決めると思っていた。現実のライオンズ通りのゲームが出来たと思います」。主将のBOW川は「試合前日に3人で集まり練習を重ねた成果です」。全4戦で5得点以上のミリオンも「チームメートに恵まれました」と喜んだ。それでも現実の西武がリーグ優勝しながらCSで敗れただけに、なたでここは「目指すは日本一。リーグ代表決定戦を見据えて頑張ります」と引き締めていた。