オリックス安達了一内野手(30)が27日、大阪市内の球団施設で2度目の契約交渉に臨み、3年契約で2600万円増の9000万円で更改した。

年俸は変動制で活躍に応じてインセンティブ(出来高払い)もつく。今月4日に行われた1回目の契約交渉では、契約年数のみの提示で終わり、答えを持ち越していた。3年契約を結び、「やっぱり病気もありましたし、複数年はありがたかった。(チームに)迷惑をかけたというのもあるので」と球団に感謝した。

順調に進めば来季中にも国内FA権を取得するが、この日、残留の意志を示した。「オリックスでお世話になったので、オリックスで優勝目指して頑張りたいです」。16年に難病の潰瘍性大腸炎を発症。17年のシーズン終盤にも再燃した。今季は離脱することはなく、140試合に出場。打率2割1分9厘、3本塁打、41打点、20盗塁。守備ではパ・リーグ遊撃手で1位の守備率9割8分9厘を誇り、抜群の安定感をみせた。(金額は推定)