初心を忘れずにプロの世界へ飛び込む。巨人育成ドラフト1位の山下航汰外野手(18=高崎健康福祉大高崎)が8日、神奈川・川崎市のジャイアンツ寮に入寮した。

持ち込んだのは高校時代からつけている野球ノート。試合後につけるものが3冊、練習後に毎日つけているものが10冊ある。「地べたに座って書くのもあれなので、机といすも持ってきました。毎日ノートと向き合う時間を作りたい」と習慣を変えるつもりはない。母校は“機動破壊”と呼ばれる足を生かした野球が持ち味。「売りはバッティングなので、将来はホームラン王や打点王などチームの勝ちにつながるタイトルをとりたい」と高校通算75本塁打を記録した持ち前の長打力の足を引っ張らないよう、原点を見つめなおす。