2年連続の2ケタ勝利が期待される。昨年、セの新人王に輝いたDeNAの東克樹投手(23)だ。11勝5敗、防御率2・45の成績を挙げた。チームでただ1人規定投球回に到達。「ふろ(プロ?)に入ったら、すぐキレイ(規定?)になっちゃって」。美人の湯から出てきたような。

今年も2ケタ勝利なら、DeNAではドラフト制後初めてになる。ルーキー年から2年連続の2ケタ投手は0。浜口遥大が1年目10勝しながら、昨年は4勝止まり。「ハマちゃんも、はまらず?」。同じく1年目(97年)10勝の川村丈夫は翌年8勝で終わった。「丈夫なら大丈夫と思ったんですが」。近鉄含む13球団の中、DeNAだけ不在だ。

東が頑張れば「東西戦」も見られる。鉄橋を渡る電車を見ようという話ではない。それは「東西線」? 西勇輝が阪神に移り、東西対決の機会はシーズン25試合に広がった。昨年の交流戦では西に軍配が上がったが、リベンジなるか。

昨年11勝のうち、5勝が巨人戦だった。他球団にも巨人戦のように「東勝つ気(克樹?)」でいけば、2ケタ勝利が近づいてくる。

追記 東は「アズマ」と読む。「オズマ」と1字違いだが、彼は「巨人の星」に登場する外野手で、関係はない。【米谷輝昭】