今季限りでの現役引退を表明したロッテ福浦和也内野手(43)が28日、東京・新宿のロッテ本社で「大きな目標に向かって」をテーマに社員100人に対し講演会を行った。

福浦は「本社を訪問したのは入団会見以来でした。まさかあれから25年以上もたって、社員の皆様に講演をさせていただく形で訪問をする機会を頂けるとは夢にも思っていませんでした。本当にありがたいですし、感謝をしています。講演では、物事において継続して行う大事さなどを話しました。こんな機会はめったにないので緊張しました」と振り返った。

講演を聞いた女性社員(25)は「自分が生まれた時からプロ野球選手である福浦選手のお話を間近で聞けて感動しました。コツコツと『続ける』ことが大きな結果につながるのだなと改めて気付かされましたし、夢を見続けることの大切さを学びました」。男性社員(43)は「ターニングポイントの乗り越え方の話を聞いて、同い年であり、職業は違うもののすごく共感しました。またコーチになる福浦選手の人材育成について考え方を聞いて、自分もコミュニケーションを取りながら、長所を伸ばしていきたいと考えました」と話した。