広島が1日、日南1次キャンプをスタートさせた。巨人から加入した長野久義外野手(34)は赤いパーカーを着用し、背番号5のユニホームを片手に球場入り。練習前には歓迎の式典が行われた。

ウオーミングアップ前の円陣では長野が声出し。「おはようございます。今日からシーズンが始まります。日本一を目指して、みんなでキャンプを乗り越えていきましょう! 野球のこと以外なら何でも答えられると思います…」。そうあいさつすると、「崇司!」と隣で待っていた上本に振った。

ここから上本劇場開演。新人3選手を呼びあいさつをさせると、声が小さかったドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)に手本を見せるように大きな声で「新人の小園海斗です! 田中選手からショートのポジションを奪えるように頑張ります!」と叫んで笑いを誘った。

続いて同6位正髄優弥外野手(22=亜大)は上本のように大声で「新人の正髄です…」とあいさつするも「田中誠也選手…」と鈴木誠也の名前を言い間違える失敗で予想外の笑いが起きた。同2位の島内颯太郎投手(22=九州共立大)も「大瀬良大地投手からエースを奪えるように頑張ります」とあいさつし、最後は上本が「7年目の上本崇司です! …声だけ出して頑張ります!」とオチをつけて終幕。ランニングで2019年広島キャンプが始まった。