巨人のドラフト1位高橋優貴投手(22=八戸学院大)が先輩打者を切り裂いた。

宮崎キャンプ第1クール最終日の5日、シート打撃に登板。プロ初の“実戦登板”で陽岱鋼を外角スクリュー、阿部慎之助を外角スライダーで空振り三振。岡本和真をスクリューで見逃し三振に封じ込めた。打者7人を被安打1、3奪三振で猛アピールした。

巨人の野手陣が、巨人のドラフト1位高橋優貴投手(22=八戸学院大)を絶賛した。

スクリューを空振り三振した陽は「真っすぐ、変化球のキレともに良かったし、投げっぷりも良かった」とコメント。スライダーを空振り三振した阿部は「空振りしたからね。いいボールだったよ」と評価。一ゴロに倒れた丸は「真っすぐ、スライダー、どちらも勢いがあったし、若いピッチャーらしい、イキのいいボールだった」とたたえ、一ゴロに終わったゲレーロは「いいピッチャーだね」と認めた。

 

◆高橋優貴(たかはし・ゆうき)1997年(平9)2月1日、茨城・ひたちなか市生まれ。田彦小3年から「勝田スポーツ少年団」で野球を始める。東海大菅生に進み、高校3年間で甲子園出場はなし。北東北大学リーグの八戸学院大では、リーグ戦通算301奪三振で西武多和田が持っていた同リーグ記録を更新。178センチ、82キロ。左投げ左打ち。血液型B。