近鉄、日本ハム、楽天で監督を務めた梨田昌孝氏(65=日刊スポーツ評論家)が8日、大阪体育大学(大阪府泉南郡熊取町)で学生を対象にした就活イベント「キャリアフェスタ」で講義を行った。

1回生を中心に700人が参加。大学側のテーマは「社会人として活躍し、頂点を際めるために必要な人間力」「夢を実現するために必要なもの」という2点だった。

監督として、近鉄、日本ハムをリーグ優勝に導いた梨田氏は、大学生を前に「まずは自分の長所、短所を見極めることが大事です。また、周りから意見やアドバイスをいただいた際に、それを自分で取捨選択しながら、自分の生き方につなげてほしい」と主体性をもつことを強調。自身の経験からリーダーシップにも話が及んだ。

今回の講演会に参加した体育学部の1回生は「将来、自分が社会人になる前にさまざまな職種を調べて本気で頑張れる分野を見つけたいと思えた」、「人に信頼される社会人になれるように、普段から人と接するときに次に何をしたらよいかを考えながらいろんなことに挑戦していきたいと思えた」と感想を語った。