広島九里亜蓮投手(27)が20日、阪神との練習試合(21日)先発に向け、休日に調整を行った。

畝投手コーチを相手に、真っすぐの球質を意識した。投球間のキャッチボールではフォームのバランスを確認しながら力強い球を投げ込んだ。「“真っすぐの強さ”に意識を持ってキャンプで取り組んでいる」。下半身からの連動性をリリース時に指先に伝えることで球威アップを目指してきた。

昨年の日本シリーズでは先発3番手だったが、まだ今年はポジションが決まっていない。それでも、対外試合初先発では、キャンプの成果を試すつもりでいる。「結果はどうなるか分からないけど、しっかり(ストライク)ゾーンの中で勝負したら見えてくるものがあると思う。その結果0点に抑えられるのが一番ですけどね」。大瀬良、ジョンソンに続く先発の柱となることが期待される右腕が、虎を相手に今年初登板に臨む。