根尾のライバルは、ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)だ。2人は打線の主軸として、昨年の甲子園春夏連覇に貢献。ドラフト会議ではともに複数球団競合の末にセ・パ、それぞれの球団に別れた。

14日の練習試合・ロッテ戦(北谷)。根尾と藤原の直接対決に注目が集まった。しかし、根尾は右ふくらはぎ痛のリハビリで2軍調整。スタメンで出場した藤原は初安打初タイムリーを含め、5打数3安打2打点の大当たりだった。試合後に根尾は藤原から電話を受けた。

藤原 打ったぞ!

根尾 ナイスバッティング!

短い会話に根尾の負けず嫌いが出た。1月1日付の日刊スポーツでの対談で根尾は話していた。「負けたくない。藤原もいっしょだと思うけど」。実戦での初安打競争は先を越された。しかし、シーズンまではまだ1カ月以上。「高校の初ホームランは藤原に行かれてるの早く打てたら打ちたいです」と対談で意気込んでいた。根尾のリハビリ終了は間近。キャンプ3回目の休日は、体を休めた。ライバルに刺激を受け、キャンプ最終クールに臨む。