日本ハム斎藤佑樹投手(30)が、早実時代に全国高校野球選手権で優勝した06年以来、13年ぶりに“聖地”の先発マウンドに立った。

2回を投げて無安打無得点で3奪三振。「手応えとしては、すごくいいわけではなかったけど、気持ちで抑えました」。2回2死から、早大の先輩にあたる鳥谷を内角のカットボールで空振り三振に仕留めると、グラブをたたいてマウンドを駆け降りた。

プロ入り後、15年6月の交流戦で中継ぎ登板したことはあったが、先発は初めて。高3の夏に無敵を誇った思い出の地で「苦手意識はない。空気感とか、いい球場だなと改めて感じた。マウンドから見る景色は、なかなか見られないものだった」。

実戦3試合で計7回無安打無失点とアピール中だが「今はうまくいっているけど、もう1度、気持ちを引き締めていきたい」と満足はしていなかった。